喫煙者は肩身が狭い?
本日は、4月から心機一転タバコを辞めたい人に、禁煙する方法の話題です。
近年、敷地内での喫煙できる場所を制限し、禁煙を唱える施設も増えてきました。
愛煙家にとっては、肩身の狭い世の中になったと感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、「思い切って禁煙してみようかな」という気持ちが芽生え始めている方も多くなってきているようです。
タバコの体への悪影響はわかっているけど、思うようにタバコをやめられないというあなた!また、この4月から心機一転禁煙を考えているあなたに、今回は禁煙するために知っておきたい知識についてお話をしたいと思います。
タバコはなぜやめられないのか?
まず、タバコが体に悪いというのは多くの方も知っている話ですが、いったい何が健康に悪影響を及ぼし、なぜやめられないのでしょうか?
実は、1本のタバコには4000種類以上の有害物質が含まれており、その中でも癌の発症につながりやすい“発がん物質”は約60種類と言われています。
この事から、禁煙に挑戦する人は増加傾向にあります。
しかし、タバコが体に悪く、本当はやめたいと思っていても、なかなかタバコをやめられないのにはタバコに含まれる物質に原因があります。
多くの方が勘違いしやすいのですが、決して意思が弱いという事だけではありません。
実は、タバコをやめられない原因は、タバコに含まれる有害物質である“ニコチン”がとても強い依存性を持つからだといわれています。
“ニコチン”には、コカインやヘロインといった麻薬と同じように、依存性があることがタバコをやめられない原因にもなっているのです。
タバコを吸うリスクと禁煙がもたらすメリットとは?
タバコによるリスクは、喫煙者本人だけではなく、周囲にも悪影響を及ぼします。
タバコが、喫煙者本人に将来的な肺がんをはじめとする様々なガンや心筋梗塞、脳梗塞などの病気の原因となるのは有名な話ですが、他にも、うつ病や勃起障害といった病気も喫煙によって発症のリスクが高まるといわれています。
また、受動喫煙といって、喫煙者の家族など、周囲の人にとってもタバコの煙による健康への影響は計り知れません。
夫の喫煙が原因で、タバコを吸わない妻が肺がんになるリスクは約2倍だともいわれています。
また、タバコの煙は子どもの喘息や中耳炎、乳幼児突然死症候群などが増える原因にもなっています。
タバコを吸っている人は、禁煙するメリットとして、ご自身の健康の維持、また、家族や子どもの健康にもつながるのです。
禁煙する方法とは?
そこで、今年こそはタバコをやめようと思っている方に、禁煙するための生活習慣改善法を3つ紹介します。
1つめは、喫煙と深く結びついている生活パターンを変えてみる方法です。
例えば、喫煙者には、朝起きたらすぐにタバコを吸うという人も多いのではないでしょうか?
このような、朝一番の一服を避けるためには、起きたらまず洗顔、歯磨き、朝食など朝の行動パターンを変えてみると効果的です。
食後は早めに席を立ち、コーヒーやアルコールを控えてみるのも良いでしょう。
2つめは、喫煙のきっかけを断つ方法です。
喫煙につながりやすい環境を変える事で禁煙を成功させましょう。
例えば、
・タバコ、ライターなどの喫煙道具を全て処分する
・パチンコや居酒屋など、タバコを吸ってしまいそうな場所を避ける
・周りの人に「タバコをやめた」と禁煙宣言をする
などがあります。
3つめは、喫煙の代わりに、普段とは少し違った行動をとる方法です。
タバコの代わりに、水や氷を口にしたり、散歩や体操など体を動かしてみる、昆布やガムなどをかむといったことが挙げられます。
禁煙に成功した方は、このように生活習慣を変えてみることから始めている方も多いようです。
上記で紹介した3つの方法は、どれも今すぐ生活の中で取り組めることではないでしょうか?
「それでも禁煙は難しい」という方!
「確かに生活習慣を変えれば成功できるかもしれないけどそれが難しい。」という方もいらっしゃいます。
そんな方には、医療機関で受けられる「禁煙外来」というものがあります。
「禁煙外来」は医療機関で治療可能で、最近CMなどで耳にする方も多いのではないでしょうか?
喫煙者にとって、つらいと思われがちな禁煙も、禁煙補助薬を用いることで、離脱症状が緩和され、禁煙を楽にすることが可能です。
現在、日本では、健康保険による禁煙治療を医療機関で受けることができます。
実は、禁煙補助薬を使用することで、自力の禁煙に比べて、3〜4倍禁煙に成功したという報告もあるのです。
禁煙外来は当院でも積極的に行っておりますので、「タバコをやめたい」「禁煙したい」という方や詳しい内容について知りたい方は、ファミリークリニックあいにご相談下さい。
この4月という区切りのよい時期に、自分のために、家族や大切な人のために、あなたも禁煙をはじめてみませんか?
ご相談は下記までご連絡ください。
06-6150-2051