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風疹(三日ばしか)は大人がかかりやすいの病気?

どんな人がかかるの?

皆さんは風疹についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「あまり聞いたことがないので昔の病気かな?」あるいは、「こどもがかかる病気かな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

実は、最近風疹はみなさんに身近な病気となってきています。

2013年に、成人、特に若者の中で風疹が大流行しました。

この時期の報告患者の約9割は成人であったとされます。

乳幼児の間では、風疹麻疹ワクチンの普及と共に大規模な流行は見られなくなってきていますが、20-40代の成人(特に男性)は風疹の抗体が低いことが知られております。

なぜなら、この世代は予防接種制度の移行期にあたり、ワクチンを接種しそこなった(接種していない、もしくは2回の接種をしていない)方が多い世代に当たります。

この世代は、風疹に罹ってしまうリスクが高いといえます。

風疹は子供の病気と思われがちですが、最近は、子供よりも大人の間で感染が広がっているのです。

 

風疹の原因と症状

風疹は、飛沫感染により感染し、風疹ウイルスの感染後、2〜3週間で発症します。

風疹を発症すると、発疹、リンパ節の腫れ、発熱などの症状が出ます。

発疹は全身に淡いものが現れますが、別名(三日ばしか)のとおり、多くは3日程度で消えるため長期に渡ってあとが残ることはありません。

その他、目の充血、軽い咳、耳の後ろのリンパ節の腫れといった症状が出ることがあります。

 

風疹の問題点

免疫のない女性が妊娠初期に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児に感染し、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれることがあります。

これこそ、風疹の一番の問題点ともいえるでしょう。

先天性風疹症候群は、先天性心疾患、難聴、白内障が3大症状として知られており、出生後に後遺症を残してしまうことがあります。

最近、ジカ熱の感染が注目されていますが、風疹も妊娠中の女性が注意しなければならない病気のひとつです。

 

風疹の予防と治療

風疹の予防法としては、ワクチン接種が有効です。

定期接種として、生後12〜24ヶ月未満の間に1回と小学校入学前の1年間に1回の計2回の予防接種があります。

1歳を過ぎたら、すぐに麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を打ちましょう。

先天性風疹症候群自体は、治療法がありません。

そのため、妊娠を予定または希望している女性で、過去に風疹にかかったことが確実でない方や、予防接種を受けたかわからない方は、風疹ワクチンを受けておくことをお勧めします。
(妊娠中は風疹ワクチンを打つことはできません)

また、妊娠中の女性の周囲にいる夫やご家族の方も、風疹に罹らないようにワクチンを受けておくことをお勧めします。

万が一風疹にかかった場合は、特異的な治療法はなく、症状を和らげるための対症療法が中心となります。

感染力も強いため、お子様は、風疹が治るまで学校や幼稚園、保育園へは登校、登園しないようにしてください。

妊婦の方や、その同僚や家族の方で風疹が疑われた場合は、まずは、かかりつけの先生にご相談しましょう。

 

風疹の診察、予防接種については、東三国、三国のファミリークリニックあいにご相談ください。

東三国、三国のファミリークリニックあい
06-6150-2051

咳が長引く。もしかすると百日咳の症状?

百日咳とは?

百日咳は、発作的に連続した咳が出る病気で、症状が2〜3ヶ月ほど長く続くことから百日咳と呼ばれています。

百日咳は、こどもの病気と思っている方もいますが、性別や年齢に関わらず、誰でもかかる可能性があります。

予防接種を打っている方でも、接種後年数がたつにつれて抗体価が下がるため、成人の方でも百日咳にかかるリスクがあるのです。

 

百日咳の症状

百日咳は、百日咳菌による感染症で、7〜10日程の潜伏期間を経て発症します。

百日咳にかかると、はじめは鼻水や咳といった風邪症状から始まります。

そのうち咳がひどくなってきて、咳が短い間隔で連続して出るようになります(スタッカートと言います)。

個人差がありますが、呼吸時には息を吸い込むときにヒューという音がすることもあります。

一度発作が起こると数分から数十分ほど咳が続くこともあります。

咳は、長い場合は2-3か月続くこともあります。

大人がかかった場合は、その特徴的な咳から診断することができることもありますが、特に乳児がかかった場合は見分けが難しいことがあります。

いずれにしても風邪などの諸症状とも似ていることもあり、百日咳にかかっていることに気付かない人もいます。

百日咳のリスク

百日咳は1歳未満の乳児がかかった場合、特に6ヶ月未満の乳児の場合は、息が吸えずにチアノーゼになったり、けいれんを起こすことがあり、入院治療となることがあります。

また、まれに肺炎や脳症の合併症を起こすことがあるので注意が必要です。

大人の場合は、咳が長引くことはありますが重症化するリスクは低い傾向にあります。

百日咳の予防と治療

百日咳の予防には、ワクチン接種が最も効果的です。

百日咳の予防接種は、四種混合によって生後3ヶ月から接種可能です。

百日咳は咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、菌が付いた手などから広がる接触感染が主な感染経路となります。

そのため、百日咳を予防するには、マスクの着用や手洗い、うがいをきちんとしましょう。

百日咳は、本人も風邪が長引いていると勘違いすることや、症状によっては病院の診察でも断定することが難しい病気です。

適切な時期に抗菌薬を開始することで、重症化を防いだり、周囲の人への感染力を弱めることが期待できます。

百日咳が疑われる場合は、念のためお近くの病院、クリニックで診察を受けてください。

 

百日咳の可能性がある時は、東三国、三国のファミリークリニックあいまでご相談ください。

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 咳

お薬の質問 Q&A

病院で処方されるいろいろなお薬。

三国のファミリークリニックあいでよく聞かれる、お薬についてのよくある質問ベスト5をQ&Aにまとめました。

 

熱さましは熱が高くても元気であれば使わなくてもいいんですか?

A.

熱さましの使用の目安は、38.5℃以上でぐったりする時、元気がなくて機嫌が悪いような時です。

熱が高くても元気なときは無理に使わなくても結構です。

一度服用したら5~6時間は間隔を空けてください。

 

以前もらった薬は使ってもいいですか?

A.

以前にもらった薬が余っていてもそれを使うのはおすすめできません。

薬はその時の病状に合わせて処方されていることや、特に小児では成長が早いので用量が前回と異なることがあり、薬の効果がみられないことが少なくありません。

医療機関を受診して、新たに薬を処方してもらって下さい。

 

薬を吐いてしまいました 

A.

すぐ吐いてしまった場合は、もう一度同じ量の薬を飲ませても良いです。

ただし、吐いた後は少し休憩してから薬を飲ませるようにしましょう。

時間が経ってから吐いた場合や、少しだけ吐いた場合は、すでに薬が吸収されていますので、そのままで様子を見て下さい。

 

坐薬を入れたら出てしまいました

A.

排便などですぐに出てしまった場合はもう一度同じ量の坐薬を使用してください。

すでに坐薬が溶けているようでしたら2個目を使わず、様子を見て下さい。

 

薬はいつまで有効ですか?

A.

一般的に薬局でお渡しする薬の有効期限の目安は、粉薬で3ヶ月です。

その他、水薬は処方日数まで、点眼薬は開封後1ヶ月(未開封なら瓶に表示している期限まで)、チューブ軟膏はラベルの期限まで、容器でお渡しする軟膏は3ヶ月、坐薬は6ヶ月程度です。

ただしその時の症状に合わせた薬ですので、次に服用しても効果がみられない事もあります。

自己判断で飲ませず、早めに医療機関に受診し薬を処方してもらってください。

 

その他、お薬についてわからないことがあれば、三国の内科、小児科診療のファミリークリニックあいまでご相談ください。

抗菌薬(抗生物質)について正しく知ろう

ばい菌

 

抗生物質とは?

病気にかかった際、病院で抗菌薬(抗生物質)を処方されることがあります。

抗菌薬は、細菌などによる病気に効きますが、ウイルス性の病気には効きません。

抗菌薬の効き目については下記の通りです。

○細菌による病気
溶連菌感染症、細菌性肺炎、マイコプラズマ肺炎、百日咳、細菌性腸炎、尿路感染症、急性中耳炎、急性副鼻腔炎、とびひなど

×ウイルスによる病気
かぜ症候群、インフルエンザ、ウイルス性腸炎、突発性発疹、アデノウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナなど

 

抗菌薬は最後まで飲む

抗菌薬は、最後まできちんと飲みきりましょう。

症状が良くなったから、熱が下がったからといって、途中でやめてはいけません。

抗菌薬をとっておいて次の病気のときに飲ませるというのもいけません。

病気のサインを中途半端に消してしまうので、正しい診断ができず病気をこじらせてしまうことがあります。

 

抗菌薬の副作用

抗菌薬を使用すると下痢をすることがあります。

これはもともと腸の中にいる「良い細菌」までやっつけてしまうことが原因です。

しかし、副作用やアレルギー反応で下痢をしている場合もありますので、下痢症状が強かったり、長引く場合は医師にご相談ください。

 

抗生薬との飲み合わせ・食べ合わせで注意するもの

 

1.抗生物質と酸性飲料(柑橘系ジュース、乳酸菌飲料、スポーツ飲料)

酸性により製剤のコーティングがはがれ、苦みが増します。

・クラリス、クラリシッド、ジスロマック

 

2.抗生物質と牛乳、乳製品

乳製品に含まれるカルシウムと結合して薬剤の吸入が悪くなります。

・ミノマイシン

 

3. タミフル(抗ウイルス剤)

バニラアイス、リンゴジュース、では逆に苦みが増します。

混ぜるとすればチョコアイスクリームのみ苦みが増しません。

 

4.カロナール細粒(解熱鎮痛剤)

ヨーグルト、スポーツ飲料、果汁ジュースなどで苦みが増します。

 

5.その他

フロモックス、ホスミシンは何も混ぜない方が飲みやすい。

セフゾン、ケフレックスは味が良い。

 

※くすりにハチミツを混ぜてはいけません
赤ちゃんにハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症という病気にかかることがあるので注意してください。

 

乳児ボツリヌス症とは?

1歳未満の赤ちゃんがハチミツなどの食品に混入したボツリヌス菌の「芽胞(がほう)」と呼ばれる、菌の種のようなものを口にしたことで発症する感染症です。

神経系や筋肉に麻痺を起こす病気です。

 

抗生物質以外にも、病院で処方される薬は必ず正しく飲みましょう。

薬の飲み方について、ご不明な点や不安に思うことがあれば三国の内科、小児科のファミリークリニックあいにご相談ください。

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おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

「こどもが熱っぽい」、「ほっぺのあたりが赤くなっている」、「食欲がない」。

もしかすると、おたふく風邪かもしれません。

人から人へ感染する病気で、こどもの間でも流行することがある「おたふく風邪」について解説します。

おたふく風邪

おたふく風邪にかかりやすい人

おたふく風邪は、男女ともにかかる病気であり、年齢層では3〜6歳くらいの幼児や小学校低学年がかかりやすい病気です。

大人でもおたふく風邪にかかることはあります。

なお、一度おたふく風邪にかかると免疫ができるため、二度かかることは通常はないといわれています。

 

おたふく風邪の症状

おたふく風邪は、ムンプスウイルスによって感染し、2〜3週間の潜伏期間を経て発症します。

おたふく風邪にかかると、耳下腺部にあたる耳の下からあごにかけて腫れが出ます。

腫れは、左右どちらか片方の場合もあれば、両方が腫れる場合もあります。

また、痛みがひどく、食事をとれなくなる人もいれば、ほとんど腫れない人など個人差があります。

腫れは1週間から10日間ほどでおさまってきます。

他にも、発熱、倦怠感、咳、首や肩の痛み、腹痛、嘔吐、食欲低下などの症状が出ることがあります。

 

おたふく風邪の原因と予防

おたふく風邪は、ムンプスウイルスに感染した人から咳やくしゃみなどによる飛沫感染、接触感染などで主にうつります。

そのため、おたふく風邪が治るまで、学校や幼稚園、保育園への登校、登園はしないようにしてください。

おたふく風邪を効果的に予防するための唯一の方法は、おたふくワクチンによる予防接種です。

ワクチンを接種し、免疫をつくることでおたふく風邪にかかるリスクを減らすことができます。

特に乳幼児の方は、集団生活が始まる前に予防接種を済ませておくことをお勧めします。
(※1歳になれば接種することができます)

 

おたふく風邪のリスク

おたふく風邪は、こどもよりも大人がかかった時に重症化するリスクが高い傾向にあるため、過去におたふく風邪にかかったことがなかったり、予防接種を受けていない大人の場合は注意が必要です。

重症化すると髄膜炎や脳炎、難聴、睾丸炎、卵巣炎、膵炎など合併症のリスクがあります。

 

おたふく風邪にかかったら?

まずは、他の人にうつさないよう、極力接触を避けましょう。

おたふく風邪に対する特効薬は今のところなく、症状を和らげるための対症療法が中心とウイルス性の感染症であるため、抗生物質なども効果がありません。

高熱が出た場合や、耳の下の痛みが強い場合は、解熱鎮痛薬を処方することがありますが、症状が治まるまで安静に過ごしましょう。

耳の下の痛みには、氷や冷却シートで冷やすと軽減することがあります。

おたふく風邪が疑われる場合は、お近くの病院、クリニックで診察を受けてください。

 

東三国、三国のファミリークリニックあいでは、おたふく風邪の診療、診察を受け付けております。

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坐薬を赤ちゃんにうまく入れる方法

正しい坐薬の使い方

坐薬は、鎮痛解熱剤や吐き気止めによくある剤形です。

肛門に挿入したあと成分が直腸から吸収されるため、効きめが早いのも特徴です。

ただし、坐薬を使うタイミングは、挿入の刺激で便意を催すことがあるので、排便後に入れると良いでしょう。

 

挿入の準備をする

赤ちゃんならおむつをとって、清潔な指でシートから取り出し、挿入の準備をします。

坐薬を1/2または2/3を使う場合は、包装状態のまま清潔なはさみなどで切ります。
(残りの坐薬は使用しないで下さい)

坐薬の先をベビーオイルやオリーブ油などをつけると滑りやすく刺激が弱くなります。

 

肛門にすばやく挿入します

おむつを替える要領でお子さんの足を上げ、とがったほうから肛門入れます。

挿入後は、5〜10秒程肛門をティッシュなどで押さえましょう。

ポイント
☆2つ使用する場合は時間を空けましょう

鎮痛解熱用とけいれん予防の座薬の場合、けいれん予防坐薬1個を挿入して30分位たってから鎮痛解熱用坐薬を挿入します。

鎮痛解熱用は、高熱でも元気そうなら使わなくても良いです。
一度使用したら次に使うのは6時間以上空けましょう。

 

坐薬の保管方法

冷蔵庫に保管するものが多いです。保存方法を守ってお使いください。

赤ちゃんにシロップ薬を飲ませる方法

シロップ薬をこぼさずに赤ちゃんに飲ませたい

シロップ薬は、赤ちゃんや幼児でも飲みやすくするため液状になっています。

そのため、有効成分がボトルの底にたまっていることがありますので、飲ませる際には注意が必要です。

服用直前に、ボトルを泡が立たない程度に軽く振りましょう。

また、ボトルに添えられたスポイドやカップで1回量を正確に量りましょう。

 

1.スプーンでの飲ませる場合

吐き出してしまう事もあるのでなるべく奥の方に入れてください。

2.スポイドで飲ませる場合

頬の内側のなるべく奥の方に流し込みます。
のどを突かないよう注意してください。

ポイント
使用したスポイドは細菌が繁殖する可能性があるので、必ずよく洗い乾燥させます

 

3.小さめのコップで飲ませる場合

少し大きくなったら小さめのコップでそのまま飲ませることができます。
薬の甘みを嫌がるお子さんには、飲み残さない程度の水で薄めてあげても大丈夫です。

赤ちゃんの場合

哺乳瓶の乳首に薬を入れて飲ませます。

空の乳首を吸わせておいて、その後に薬液を  入れるとスムーズに飲みやすくなります。

薬を飲ませた後は、水または湯冷ましをのませてあげましょう。

赤ちゃん シロップ飲み薬

シロップ薬の保管方法

シロップ薬はカビ等の汚染を受けやすいため、冷蔵庫に保管してください。

薬局で作られた薬は1週間程度しかもちません。

期限が過ぎたら捨てるようにしてください。

 

 

 

粉薬を赤ちゃんにうまく飲ませる方法

粉薬を赤ちゃんにうまく飲ませたい

 

赤ちゃんは、せっかく病院で処方された薬でも、思ったように薬を飲んでくれず、苦労することが多々あります。

特に粉薬・ドライシロップともなると、口の中に無理矢理入れても吐き出してしまいます。

そんな時にうまく薬を飲んでもらう方法として、飲み物や食べ物に混ぜて飲ませる方法があります。

今回は飲み物や食べ物などを使って赤ちゃん、乳児に薬をうまく飲んでもらう方法をお伝えします。

粉薬

飲み物・食べ物を使って薬を飲ませる

ドライシロップは、薬に甘みや香りが添付されています。

抗生物質(抗菌剤)のほとんどがこのタイプです。

これらを赤ちゃんに飲ませるために、うまく工夫しましょう。

1.ペースト状にして飲ませる 薬を小さな容器に出し、ごく少量の水かぬるま湯を加えてペースト状にねります。
清潔な指の腹でとって、ほほの内側か、上あごにすりつけます。 その後、水やぬるま湯を飲ませます。

【注意】 舌には乗せないようにしてください。 舌は苦みを感じる部分だからです。

2.水などに溶かせて飲ませる 飲み残さない程度の量の水やぬるま湯、ジュースなどに溶かして、スピーンやスポイト、コップなどで飲ませます。
抗生物質では、ジュースに混ぜると逆に苦みを増す種類もあるので、分からない場合は薬剤師に確認しましょう。

【注意】 ねったり溶かしたりするのは、必ず服用直前にします。
特に水に溶かした場合、長時間そのままにしておくと苦みが強くなったり、薬の効果が弱くなってしまうことがあります。

3.食べものに混ぜて飲ませる ジャム、ゼリー、ヨーグルト、プリンなど、お子さんが好きな食べものに混ぜて飲ませることもできます。
ただし、薬を全部飲んでもらうために、食事の量は子供が食べきれる量にします。

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粉薬の管理方法に注意

粉薬の保管方法 粉薬の保管方法も大切です。

湿気により成分が変化する場合がありますので、チャック付き袋や缶などに乾燥剤を入れて、湿気が入らないように気をつけてください。

冷蔵庫で薬を保管する光景を目にすることもありますが、冷蔵庫に保管すると霜や取り出したときの急な温度差で湿気を帯びますので注意してください。

 

 

赤ちゃん・乳児への薬の飲ませ方

赤ちゃんへの薬の飲ませ方の基本

「赤ちゃんにはどうやって薬を飲ませるの?」
「赤ちゃんに薬を飲ませないといけないけど、うまく飲んでくれない・・・。」
「赤ちゃんも食後?どのタイミングがいいの?」

そんな悩みをかかえているお母さんはたくさんいます。

今回は、そんな悩めるお母さんが、赤ちゃんに薬を飲ませる方法をお伝えします。

 

いつ飲ませるの?

赤ちゃんの薬多くの薬は、食後でなくてもかまいません。

大人の薬と違い、通常の服薬量で空腹時に胃を荒らすことはほとんどありません。

病気のお子さんは規則正しく食事が摂れないことが多く、母乳やミルクの赤ちゃんは食後が分かりにくいので、食前に飲ませていただいて結構です。

母乳・ミルクの場合

前後30分くらいは哺乳を控えましょう。
哺乳でお腹いっぱいになっている時に服薬すると、薬とミルクが混ざった物を吐きやすいためです。

 

服用・間隔は守りましょう

1日3回の薬は8時間毎に、1日2回の薬は12時間毎に服用するのが理想的です。

2〜3時間のズレは気にする必要はありませんから、お子さんの生活リズム(睡眠パターン)を崩さないようにすることが大切です。

お昼の薬が保育園や幼稚園では飲みにくいという時は、「朝、夕、寝る前」などでも大丈夫です。

 

薬をミルクに混ぜて飲ませない

赤ちゃん薬の飲み方薬をミルクに混ぜてしまうと、全部飲まなかったり、ミルクの味が変わり、ミルクが嫌いになって飲まなくなってしまうことがあるので、混ぜないようにしましょう。

 

 

 

 

インフルエンザ予防接種

医師が解説!インフルエンザを防ぐ方法とは?

2016年まであと1ヶ月となりました。

早いものでファミリークリニックあいも、三国にオープンしてから12月で1年となります。
これからも淀川区三国、東三国、宮原、新大阪地域の方々にとって安心して受診いただける医療機関として医療サービスを提供して参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、これからの時期に流行る病気と言えば「インフルエンザ」です。
今回は、誰もがかかる可能性のある病気「インフルエンザ」についてお伝えします。

 

インフルエンザの予防接種はどうして毎年受けるの?

予防接種といえばBCGや肺炎球菌、日本脳炎などいろいろな種類があります。

これら予防接種には、事前に体に抗体をつくって免疫力を高め、病気の予防や万が一かかったとしても、重症化しにくいようにする効果があります。

予防接種は、一回接種や一定の期間内に数回に分けて接種するものが多くを占めますが、インフルエンザの場合は、流行時期を前に毎年接種することが効果的とされています。

20年ほど前までは、集団感染を防ぐために、毎年学校で集団接種が行われていました。

なぜインフルエンザは他の予防接種とは違い、毎年行われているのでしょうか?

 

インフルエンザの抗原は変化する!

インフルエンザウイルスには、ウイルスの抗原が毎年のように変化(連続変異)するという特徴があります。

インフルエンザは、A型、B型、C型の3種類が存在し、国内で秋から冬にかけて流行するインフルエンザは、A型とB型を指します。C型の症状は全般的に軽く、大規模な流行とはなりません。

A型は更に2種類に分けられ、A/H1N1(2009年パンデミック型)とA/H3N2(香港型)となります。

これに合わせてB型の3種類のインフルエンザウイルスは、毎年世界中で流行を繰り返しています。

流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域で、また、その年ごとにも異なっています。

先に述べた通り、人は例え感染症に感染しても、原因の抗原(ウイルスや細菌などの病原体)に対して抗体ができます。

しかし、インフルエンザの場合は、ウイルスの抗原が変化するため、できあがった抗体が新たに変化したウイルスに対して十分に働かず、再び感染してしまうリスクがあるのです。

つまり、毎年インフルエンザの予防接種が推奨されているのは、変化したインフルエンザに対抗する手段なのです。

 

インフルエンザの症状

インフルエンザは、乳幼児から高齢者まで年齢や性別に関わらずかかる病気です。

インフルエンザを発症すると、38度を超える高熱が出て、寒気やだるさ、頭痛、関節や筋肉の痛みなど、全身の症状をともないます。

他にも、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、鼻からのどにかけての炎症、咳などがみられることもあります。

また、高齢者がインフルエンザにかかった場合は、肺炎を起こしやすく、乳幼児の場合には、脳症や心筋炎などの重い合併症を引き起こすこともあるため注意が必要です。

 

インフルエンザを予防する方法

インフルエンザに感染するルートは主に2つあります。

1つめは、インフルエンザにかかった人の咳やくしゃみを介してうつる「飛沫感染」です。

インフルエンザウイルスへの感染の多くはこの「飛沫感染」です。

2つめは、インフルエンザウイルスがついているタオルや容器などを触ることで口や鼻などを介して感染する「接触感染」です。

これらの感染リスクを減らすには、マスクの着用や流水、石鹸による十分な手洗いが効果的です。

また、人ごみや繁華街への外出を控え、室内では適切な湿度(50-60%)を保ち、バランスの良い食事と休養を心がけましょう。

インフルエンザを予防する有効な方法として、流行前のワクチン接種が挙げられます。インフルエンザワクチンは接種すれば確実にかからないというものではありませんが、ある程度発症

を予防し、また例えかかっても重症化することを阻止する効果が知られています。特に重症化のリスクの高い高齢者、乳幼児や、糖尿病、喘息などの慢性疾患をもつ方はシーズン前に接種されることをお勧めします。
(12月中には接種を終わらせておくことが望ましいです)

 

インフルエンザにかかったら?

冬から春にかけての流行時期に、突然高熱が出た場合は、インフルエンザの可能性が疑われます。

具合が悪い場合は、近くの病院やクリニックなどで診察を受けましょう。

最近は外来で短時間で簡単に診断が可能な検査キットが利用されており、インフルエンザの診断が容易に行えるようになりました。インフルエンザの検査は発症して12時間程度経過した後に検査するのが最適といわれており、発症早期や逆に時間が経ちすぎている場合は正しい検査結果が出ない場合があります。

実際の診察現場では、症状や流行状況も合わせて、医師が総合的に判断して、インフルエンザの診断を行っております。
(インフルエンザの診断に検査は必須ではありません)

インフルエンザにかかった場合は、十分な休養と水分摂取が最も大切です。

熱が高くてつらいときには、解熱薬を使用することがありますが、その場合、カロナール、アルピニー座薬などのアセトアミノフェンを使用します。ロキソニン、ボルタレンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は脳症のリスクもあり使用できません。

また、病院やクリニックなどの医療機関では、タミフルやイナビルなどの抗インフルエンザ薬を処方することがあります。

抗インフルエンザ薬は、実際には症状の改善を1日程度短くするという効果が期待できるものですが、発症48時間を過ぎると効果がありません。

このように、抗インフルエンザ薬を処方すべきかどうかは、状況によりますので、医師の判断によります。

淀川区三国のファミリークリニックあいでは、内科、小児科を中心に、インフルエンザの予防接種、インフルエンザの診療をおこなっています。

インフルエンザ予防接種、診察のご予約はお気軽に下記まで!

06-6150-2051

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みなさまへのお願い

熱、咳などの症状のある⽅は、来院される前に必ずお電話ください。

ご協力をお願いいたします。

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