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粉薬を赤ちゃんにうまく飲ませる方法

粉薬を赤ちゃんにうまく飲ませたい

 

赤ちゃんは、せっかく病院で処方された薬でも、思ったように薬を飲んでくれず、苦労することが多々あります。

特に粉薬・ドライシロップともなると、口の中に無理矢理入れても吐き出してしまいます。

そんな時にうまく薬を飲んでもらう方法として、飲み物や食べ物に混ぜて飲ませる方法があります。

今回は飲み物や食べ物などを使って赤ちゃん、乳児に薬をうまく飲んでもらう方法をお伝えします。

粉薬

飲み物・食べ物を使って薬を飲ませる

ドライシロップは、薬に甘みや香りが添付されています。

抗生物質(抗菌剤)のほとんどがこのタイプです。

これらを赤ちゃんに飲ませるために、うまく工夫しましょう。

1.ペースト状にして飲ませる 薬を小さな容器に出し、ごく少量の水かぬるま湯を加えてペースト状にねります。
清潔な指の腹でとって、ほほの内側か、上あごにすりつけます。 その後、水やぬるま湯を飲ませます。

【注意】 舌には乗せないようにしてください。 舌は苦みを感じる部分だからです。

2.水などに溶かせて飲ませる 飲み残さない程度の量の水やぬるま湯、ジュースなどに溶かして、スピーンやスポイト、コップなどで飲ませます。
抗生物質では、ジュースに混ぜると逆に苦みを増す種類もあるので、分からない場合は薬剤師に確認しましょう。

【注意】 ねったり溶かしたりするのは、必ず服用直前にします。
特に水に溶かした場合、長時間そのままにしておくと苦みが強くなったり、薬の効果が弱くなってしまうことがあります。

3.食べものに混ぜて飲ませる ジャム、ゼリー、ヨーグルト、プリンなど、お子さんが好きな食べものに混ぜて飲ませることもできます。
ただし、薬を全部飲んでもらうために、食事の量は子供が食べきれる量にします。

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粉薬の管理方法に注意

粉薬の保管方法 粉薬の保管方法も大切です。

湿気により成分が変化する場合がありますので、チャック付き袋や缶などに乾燥剤を入れて、湿気が入らないように気をつけてください。

冷蔵庫で薬を保管する光景を目にすることもありますが、冷蔵庫に保管すると霜や取り出したときの急な温度差で湿気を帯びますので注意してください。

 

 

赤ちゃん・乳児への薬の飲ませ方

赤ちゃんへの薬の飲ませ方の基本

「赤ちゃんにはどうやって薬を飲ませるの?」
「赤ちゃんに薬を飲ませないといけないけど、うまく飲んでくれない・・・。」
「赤ちゃんも食後?どのタイミングがいいの?」

そんな悩みをかかえているお母さんはたくさんいます。

今回は、そんな悩めるお母さんが、赤ちゃんに薬を飲ませる方法をお伝えします。

 

いつ飲ませるの?

赤ちゃんの薬多くの薬は、食後でなくてもかまいません。

大人の薬と違い、通常の服薬量で空腹時に胃を荒らすことはほとんどありません。

病気のお子さんは規則正しく食事が摂れないことが多く、母乳やミルクの赤ちゃんは食後が分かりにくいので、食前に飲ませていただいて結構です。

母乳・ミルクの場合

前後30分くらいは哺乳を控えましょう。
哺乳でお腹いっぱいになっている時に服薬すると、薬とミルクが混ざった物を吐きやすいためです。

 

服用・間隔は守りましょう

1日3回の薬は8時間毎に、1日2回の薬は12時間毎に服用するのが理想的です。

2〜3時間のズレは気にする必要はありませんから、お子さんの生活リズム(睡眠パターン)を崩さないようにすることが大切です。

お昼の薬が保育園や幼稚園では飲みにくいという時は、「朝、夕、寝る前」などでも大丈夫です。

 

薬をミルクに混ぜて飲ませない

赤ちゃん薬の飲み方薬をミルクに混ぜてしまうと、全部飲まなかったり、ミルクの味が変わり、ミルクが嫌いになって飲まなくなってしまうことがあるので、混ぜないようにしましょう。

 

 

 

 

インフルエンザ予防接種

医師が解説!インフルエンザを防ぐ方法とは?

2016年まであと1ヶ月となりました。

早いものでファミリークリニックあいも、三国にオープンしてから12月で1年となります。
これからも淀川区三国、東三国、宮原、新大阪地域の方々にとって安心して受診いただける医療機関として医療サービスを提供して参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、これからの時期に流行る病気と言えば「インフルエンザ」です。
今回は、誰もがかかる可能性のある病気「インフルエンザ」についてお伝えします。

 

インフルエンザの予防接種はどうして毎年受けるの?

予防接種といえばBCGや肺炎球菌、日本脳炎などいろいろな種類があります。

これら予防接種には、事前に体に抗体をつくって免疫力を高め、病気の予防や万が一かかったとしても、重症化しにくいようにする効果があります。

予防接種は、一回接種や一定の期間内に数回に分けて接種するものが多くを占めますが、インフルエンザの場合は、流行時期を前に毎年接種することが効果的とされています。

20年ほど前までは、集団感染を防ぐために、毎年学校で集団接種が行われていました。

なぜインフルエンザは他の予防接種とは違い、毎年行われているのでしょうか?

 

インフルエンザの抗原は変化する!

インフルエンザウイルスには、ウイルスの抗原が毎年のように変化(連続変異)するという特徴があります。

インフルエンザは、A型、B型、C型の3種類が存在し、国内で秋から冬にかけて流行するインフルエンザは、A型とB型を指します。C型の症状は全般的に軽く、大規模な流行とはなりません。

A型は更に2種類に分けられ、A/H1N1(2009年パンデミック型)とA/H3N2(香港型)となります。

これに合わせてB型の3種類のインフルエンザウイルスは、毎年世界中で流行を繰り返しています。

流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域で、また、その年ごとにも異なっています。

先に述べた通り、人は例え感染症に感染しても、原因の抗原(ウイルスや細菌などの病原体)に対して抗体ができます。

しかし、インフルエンザの場合は、ウイルスの抗原が変化するため、できあがった抗体が新たに変化したウイルスに対して十分に働かず、再び感染してしまうリスクがあるのです。

つまり、毎年インフルエンザの予防接種が推奨されているのは、変化したインフルエンザに対抗する手段なのです。

 

インフルエンザの症状

インフルエンザは、乳幼児から高齢者まで年齢や性別に関わらずかかる病気です。

インフルエンザを発症すると、38度を超える高熱が出て、寒気やだるさ、頭痛、関節や筋肉の痛みなど、全身の症状をともないます。

他にも、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、鼻からのどにかけての炎症、咳などがみられることもあります。

また、高齢者がインフルエンザにかかった場合は、肺炎を起こしやすく、乳幼児の場合には、脳症や心筋炎などの重い合併症を引き起こすこともあるため注意が必要です。

 

インフルエンザを予防する方法

インフルエンザに感染するルートは主に2つあります。

1つめは、インフルエンザにかかった人の咳やくしゃみを介してうつる「飛沫感染」です。

インフルエンザウイルスへの感染の多くはこの「飛沫感染」です。

2つめは、インフルエンザウイルスがついているタオルや容器などを触ることで口や鼻などを介して感染する「接触感染」です。

これらの感染リスクを減らすには、マスクの着用や流水、石鹸による十分な手洗いが効果的です。

また、人ごみや繁華街への外出を控え、室内では適切な湿度(50-60%)を保ち、バランスの良い食事と休養を心がけましょう。

インフルエンザを予防する有効な方法として、流行前のワクチン接種が挙げられます。インフルエンザワクチンは接種すれば確実にかからないというものではありませんが、ある程度発症

を予防し、また例えかかっても重症化することを阻止する効果が知られています。特に重症化のリスクの高い高齢者、乳幼児や、糖尿病、喘息などの慢性疾患をもつ方はシーズン前に接種されることをお勧めします。
(12月中には接種を終わらせておくことが望ましいです)

 

インフルエンザにかかったら?

冬から春にかけての流行時期に、突然高熱が出た場合は、インフルエンザの可能性が疑われます。

具合が悪い場合は、近くの病院やクリニックなどで診察を受けましょう。

最近は外来で短時間で簡単に診断が可能な検査キットが利用されており、インフルエンザの診断が容易に行えるようになりました。インフルエンザの検査は発症して12時間程度経過した後に検査するのが最適といわれており、発症早期や逆に時間が経ちすぎている場合は正しい検査結果が出ない場合があります。

実際の診察現場では、症状や流行状況も合わせて、医師が総合的に判断して、インフルエンザの診断を行っております。
(インフルエンザの診断に検査は必須ではありません)

インフルエンザにかかった場合は、十分な休養と水分摂取が最も大切です。

熱が高くてつらいときには、解熱薬を使用することがありますが、その場合、カロナール、アルピニー座薬などのアセトアミノフェンを使用します。ロキソニン、ボルタレンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は脳症のリスクもあり使用できません。

また、病院やクリニックなどの医療機関では、タミフルやイナビルなどの抗インフルエンザ薬を処方することがあります。

抗インフルエンザ薬は、実際には症状の改善を1日程度短くするという効果が期待できるものですが、発症48時間を過ぎると効果がありません。

このように、抗インフルエンザ薬を処方すべきかどうかは、状況によりますので、医師の判断によります。

淀川区三国のファミリークリニックあいでは、内科、小児科を中心に、インフルエンザの予防接種、インフルエンザの診療をおこなっています。

インフルエンザ予防接種、診察のご予約はお気軽に下記まで!

06-6150-2051

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手足口病ってどんな病気?すぐ治るの?

手足口病ってどんな人がかかるの?

主に乳児や幼児に見られる感染症です。

まれに成人もかかりますが、厚生労働省の報告によると例年90%前後を5歳以下の乳幼児が占めているようです。

こどもを中心に、夏場に流行が多い傾向があります。

一度かかった場合でも、再度かかる可能性があります。

 

手足口病の症状とは?

手足口病の潜伏期間は3日〜5日程です。

手足口病はその名の通り、主な症状に手のひらや足、口などに水泡性の発疹ができます。

手足口病にかかると、はじめは、発熱・咽頭痛がありますが、発熱しても高熱になることは少なく、発熱しない場合もあります。

その後、1日〜2日目で、手のひら、あしの裏、口の中に水泡性丘疹ができます。

この水泡性の発疹は、肘や膝・臀部にも出る場合があり、7日〜10日続きます。

口の中にできた水泡性丘疹には、痛みがあり、特にこどもの場合は、痛みからごはんが食べられないこともあり食事へ影響が出てきます。

また、水泡が破れて潰瘍化する場合があります。

手足口病は、感染症の中でも軽い症状が多い病気ですが、まれに、中枢神経系合併症がみられることがあります。
たとえば、急性髄膜炎(頭痛・嘔吐)急性脳炎・心筋炎などです。

 

原因は何ですか?

主に、エンテロウイルス属が原因となります。

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染などが考えられ、5歳以下の発症が多いことからも、保育園や幼稚園などでは、特に衛生面の注意が必要です。

 

手足口病の予防法と治療法

手足口病に効果的なワクチンはなく、かかっても特効薬や特別な治療法もありません。

手足口病にかかった場合は、ほとんどの場合、7日〜10日ほどで自然治癒しますので、安静が大切です。

つらい症状が出ている場合には、症状を和らげるようなお薬を使用することもあります。

また、ウイルスに感染しないためには、日頃からのうがいや手洗いの励行など基本的な感染予防を心がけましょう。

 

ファミリークリニックあいは、内科、小児科を中心に大阪の淀川区三国で地域のかかりつけ医として診療をおこなっております。

頭痛、腹痛の他、こどもの調子が悪いなど、些細なことでもご相談ください。

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夏かぜ?こどもがかかるヘルパンギーナとは?

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ヘルパンギーナって何?

ヘルパンギーナは主に乳幼児に発症しやすく、高熱が出たり、口内炎、のどちんこの炎症といった症状が出るウイルス性の咽頭炎です。

6月下旬から8月中にかけて流行することが多いので、いわゆる“夏かぜ”の代表的な病気としても有名です。

9月から10月くらいになるとほとんど見られなくなるため、夏にかかりやすい病気といえます。

 

ヘルパンギーナの症状

ヘルパンギーナにかかると高熱(38〜40度近い高熱)、高熱による倦怠感や関節痛、口内炎、口腔内に複数の水泡、ただれ、口の中が痛いなどといった症状が現れます。

口の中が痛むため、あまり食事を食べられなくなるといったこともあります。

 

ヘルパンギーナの原因は?

ヘルパンギーナはウイルス感染によって引き起こされます。

「エンテロウイルス」と呼ばれるウイルス群で、その中でも特に「コクサッキーウイルス」が原因となって発症します。

潜伏期間は2〜4日であり、発症後発熱は2〜4日程度持続します。

症状が治まれば感染力は弱まりますが、2〜4週間は便からウイルスが検出されることもあります。

また、大人が感染することもあり、その場合症状がやや重くなることがあります。

飛沫感染が主な原因となります。

全身状態がよければ登園や登校も可能ですが、こどもの状態にもよりますので、医療機関でも相談するようにしましょう。

 

ヘルパンギーナの治療法は?

ヘルパンギーナにかかった場合、あるいは感染した可能性がある場合は、安静にして高熱に伴う脱水症状を防止する為に、水分補給をしっかり行う事が大切です。

口腔内に炎症を起こすため、酸味のある果物、ジュースは痛みが強く痛がることも多いので、イオン飲料や湯冷ましなど、刺激の少ないもので水分補給を心がけましょう。

口腔の水泡は2~3日ほどで表面が破れてただれてきますが、1週間ほどで口腔内の皮膚も回復します。

発熱は2~3日程で下がりますが、長期間下がらない時は、髄膜炎などを発症している可能性もある為、必ず医療機関での診察を受けましょう。

 

ヘルパンギーナを予防するためには?

抗ウイルス剤や予防接種などはありません。

うがい、手洗いを励行し、特に家族など身近に感染者がいる場合や流行期に人が大勢いるところに出かける時はマスクをするなど基本的な予防を心がけましょう。

乳幼児がかかった場合は、おむつ交換時に糞口感染(便に触れたてから体内にウイルスが侵入する感染)する可能性も考えられますので、使い捨ての手袋を使用しましょう。

 

小児科、内科はファミリークリニックあいへ

大阪三国のファミリークリニックあいでは、東三国、三国エリアを中心に他の病院や医療機関とも連携しながら地域の方々の健康を維持するための医療サービスを提供しております。

また、利便性を高め、病院の待ち時間を改善するために、インターネットでの診療予約や順番の確認ができるよう体制を整えております。

体調不良やこどもの急な発熱、健康診断、往診のご相談などがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

三国、東三国地域のファミリークリニックあい
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原因不明のこどもの発熱!「川崎病」って何?

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原因不明の病気『川崎病』

“川崎病”と聞くと「聞いたことはあるけどどんな病気かわからない」という人が多いのではないでしょうか?

川崎病を発症するのは、0〜4歳くらいまでのこどもが多く、その中でも特に多いのが1歳前後の乳児と言われています。

また、川崎病の原因は、細菌やウイルス感染、遺伝的な素因との関連が考えられていますが、まだ原因はわからないという原因不明の病気です。

 

川崎病の症状

川崎病には主に下記の6つの症状があり、このうち5つを満たせば川崎病と診断されます。

ただし、前期の症状がそろわない不全型の川崎病もあります。

 

  • 発熱:5日以上続くことが多い
  • 両目の充血:白眼(眼球結膜)が赤くなるが、目やにはあまり出ない。
  • イチゴ舌:舌の表面に赤ブツブツが目立つ。唇も赤く腫れる。
  • 発疹:大小様々な発疹で手足や体に出る。BCG接種部分も赤く腫れる。
  • 四肢末端の変化:手足が固く腫れる。
  • 非化膿性頸部リンパ節腫脹:首のリンパ節が腫れて痛くなる。

 

最も問題になるのは、冠動脈という心臓の血管に炎症が起きて、こぶ(冠動脈瘤)ができてしまうことです。

しかし、炎症が軽いと冠動脈瘤はできずにすむこともあります。

 

川崎病のリスクと予防法は?

冠動脈瘤ができてしまった場合、冠動脈瘤障害が原因で動脈がつまり、心筋梗塞を起こす危険性があります。

免疫グロブリン製剤の点滴などの治療が必要になりますので、原則入院が必要になります。

治療の目標は、急性期の炎症をなるべく早く落ち着かせて、冠動脈瘤ができるのを予防することになります。

また、原因が不明のためこれといった予防は難しいのが現状です。

 

こどもを持つ親御さんへ

大阪三国のファミリークリニックあいでは、家庭医療を実践しております。

地域に密着した医療サービスを提供するため、 内科、小児科を中心に診療を行い、地域の方々の健康維持を目指しております。

そのため、乳幼児から高齢者まで、年齢に関わらず診療しております。

特にはじめてのこどもを持つ親御さんは、こどものちょっとした体調の変化でも気になることが多いかと思います。

こどもの体のことで気になることがあれば、いつでも何なりとお気軽にご相談ください。

三国、東三国地域のファミリークリニックあい
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※診療以外にも健康診断、往診、予防接種、乳児健診、禁煙外来も実施しています。

風邪とマイコプラズマ肺炎の違いとは?

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風邪にも似ているマイコプラズマ肺炎

浅い咳が何日も続く…。

もしかするとその原因は、「マイコプラズマ肺炎」かもしれません。

マイコプラズマ肺炎の初期症状は、風邪の諸症状と似ているため、普通の風邪と勘違いすることがあります。

そのため、風邪かな?と思っていてもなかなか咳が止まらず、医療機関で診察を受けてから初めて感染に気付くのです。

また、マイコプラズマ肺炎は、接触感染や咳による飛沫感染で伝播するため、発見が遅れると、他の人へ感染が広がるリスクがあります。

 

マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎は、発熱、全身の倦怠感、頭痛、咳、痰が出るなどの症状があります。

これらの症状からも、風邪と間違うのも無理はありません。

しかし、特に咳に至っては発症初期に乾性の浅い咳が出る人が多いのが特徴で、咳が1ヶ月以上と長く続く人もいます。

マイコプラズマ肺炎は、普通の肺炎球菌による肺炎とは違い、マイコプラズマという菌が肺に感染し、気管支や肺胞の外に炎症を起こすことで発症します。

潜伏期間は2〜3週間ほどで、家庭や学校などの閉鎖的な環境で流行しやすい特徴があります。

 

マイコプラズマ肺炎にかかりやすい人

家庭や学校など閉鎖的な環境で流行しやすいマイコプラズマ肺炎は、幼児や小中高生、若年成人など若い年齢がかかりやすいです。

また、秋から春にかけての季節の流行が多く見られます。

マイコプラズマ肺炎を予防する方法

マイコプラズマ肺炎には予防接種がありませんので、一般的な病原菌と同じ予防法をするしかありません。

手洗いやうがいの励行、マスクの着用、流行時期は人ごみを避ける、感染者との接触を避けるなどが基本です。

マイコプラズマ肺炎への感染、またその疑いがある場合は、家族や学校など他の人への感染を防ぐためにも早い時期に医療機関で診察を受けましょう。

マイコプラズマ肺炎かなと思ったときには、当院でもご相談可能です。

直接ご来院もお待ちしております。

内科、小児科診療は東三国のファミリークリニックあいまで!
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※診療以外にも健康診断、往診、予防接種、乳児健診、禁煙外来もご相談ください。

こどもがかかりやすい中耳炎!やっぱりお風呂やプールはダメ?

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こどもがかかりやすい中耳炎!

こどもがかかりやすい病気のひとつが急性中耳炎です。
こどもがよく中耳炎になるのは、抵抗力が弱く風邪を引きやすいことと、管の仕組みが関係しています。
こどもの耳の管(耳管)は、大人と比べ、太く短く、傾きも水平に近いため、細菌が耳に入りやすいためです。
中耳炎は、生後6ヶ月から6歳くらいまでにかかりやすく、完治しなければ再発したり、完治まで長期化することもあります。
また、治りきらなければ、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん:耳管が詰まり、滲出液が鼓膜の内側にたまる)に移行することがありますので、なるべく早く適切な治療を受けることが望まれます。

耳が痛いときは中耳炎を疑う!

中耳炎にかかると耳の痛みが出ます。
こどもが耳を痛がった場合は、中耳炎の可能性があります。
まだ、痛みがあってもうまく伝えられない乳児や幼児の場合、泣きやまなかったり、しきりに耳に手を当てることがあれば、中耳炎のサインかもしれません。
そのような場合は、綿棒でこどもの耳を確認し、耳垂れがあれば中耳炎の可能性が高いです。
また、他の症状としては、発熱する場合があります。
このように、耳の痛み、耳垂れ、発熱がある時は、中耳炎を疑いましょう。

急性中耳炎は風邪に合併して起こる!

中耳炎は、のどや鼻についた細菌やウイルスが耳管を通って中耳に入り、炎症を起こすことによって発症します。
また、急性中耳炎は、多くの場合が風邪に合併してかかります。
普段から風邪の予防(手洗いうがい)を心がけること、こどもが鼻かぜをひいたら鼻水をとってあげたり、鼻をかむようにしましょう。

また、受動喫煙(他人のタバコの煙を吸ってしまうこと)があると、中耳炎になりやすいといわれています。

特に小さなお子さんがおられる親御様は、頑張って禁煙にチャレンジしてみましょう!

お風呂やプールはどうすればいい?

こどもが中耳炎にかかった場合に、よく聞かれるのがお風呂やプールについてです。
お風呂は、耳の痛みや耳垂れがなかったり、熱が治まっていれば入っても問題はありませんが、耳に水が入らないように注意しましょう。
プールについては基本的には中耳炎が治るまでは避けましょう。

中耳炎の治療はどうするの?

急性中耳炎は軽症であれば、自然に良くなることも多いのですが、症状がひどい場合や年齢が低いなど重症化のリスクのある場合には抗生剤による治療が必要になります。

中耳炎の可能性があるときは、当院でもお気軽にご相談下さい。

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強い感染力に注意!こどもが“とびひ”にかかったら?

とびひ

 

とびひとは?

とびひは、正式には『伝染性膿痂疹』という皮膚の感染症です。

皮膚の傷から黄色ブドウ球菌や溶連菌などの細菌が入り込み炎症を起こすことで発症します。

とびひにかかると、体の皮膚に赤くかゆみのある水ぶくれができ、皮膚がただれるといった症状が出ます。

水ぶくれが全身に飛び火のように広がることから“とびひ”と呼ばれています。

 

乳幼児は特に注意

とびひは、夏の暑くなる季節など汗をかきやすい時期の感染が増える傾向にあります。

特にこどもや乳幼児は注意が必要で、水ぶくれをかいてしまい、さらに全身に広がることで完治までに時間がかかることがあります。

また、生後間もない場合は、敗血症などの併発にも注意が必要です。

 

人への感染を防ぐためには?

とびひは感染力が強いため、家族や兄弟などにもうつる可能性があります。

水ぶくれの汁(浸出液や膿)が皮膚につくことで簡単に感染するため、患部はガーゼなどを当てて、汁が周りに散るのを防ぎます。

家のお風呂など共有のお風呂でも感染しますので、湯船には浸からないようにしましょう。

とびひが治るまではシャワーを使用するようにしてください。

また、同じタオルを使ったり、衣類を共有しないようにしましょう。

その他、学校では友達にうつさないようにするため、プールは控えるようにしてください。

 

とびひにかかってしまったら?

とびひの可能性があれば、すぐに近くの小児科や皮膚科などで受診しましょう。

治療には、抗菌剤の塗り薬や飲み薬、かゆみがあればかゆみ止め、炎症を抑え患部を保護するような塗薬を使用しますが、アトピー性皮膚炎や水痘にも似た症状が出ることがありますので医療機関で適切な診療を受けて医師の指示に従ってください。

 

とびひを予防する方法は?

とびひは虫刺されやあせも、かき傷などをかきむしったところに細菌が入ることで発症します。

そのため、虫刺されの予防や虫に刺されてしまった場合は、石けんを使い流水で洗います。

かゆみがあればタオルにくるんだ保冷剤などで冷やしましょう。

特にこどもは、かゆみがある場合にどうしても爪でかいてしまうため、手洗いと爪切りを忘れないようにしましょう。

手足のしびれは熱中症の前兆?熱中症を見逃さないための注意点!

太陽

足がつるのは熱中症のサインかも!

みなさん、運動をしている時やちょっと動いたはずみに足をつった経験はないでしょうか?

特にスポーツをしている時など、激しい運動時には、筋肉が収縮したままの状態になってしまい、激しい痛みを伴った症状が出ることがあります。

俗にいう足をつった状態ですが、“こむら返り”とも呼ばれます。

しかし、運動時以外にも、特に暑い時期に足がつった場合は、すでに熱中症になっているのかもしれません。

足をつるという症状は、熱中症の際に表れる体の症状のひとつです。

例え気分が悪いなどの症状がなくても、暑い季節の運動中に足がつった場合は、熱中症を疑い、水分補給や休憩をとるようにしましょう。

 

手がしびれるのは熱中症の前兆?

熱中症で重症になると、吐き気が襲ってきたり、意識がもうろうとして立てない状態になったりします。

また、軽度の症状には、先ほど述べたように足がつったり、頭痛がしたりといった症状があります。

しかし、熱中症には他にも前兆があり、そのひとつが手足のしびれです。

熱中症にかかると体のさまざまな部分に異常が表れますが、熱中症の前兆のひとつが手足のしびれなのです。

スポーツなど運動時以外にも、家の中など、日常生活でも起こる可能性がありますので、暑い時期に手や足にしびれが出てきた場合は、熱中症を疑いましょう。

 

暑さを感じなくても危険!

体が暑さを感じていなくても、熱中症になる危険性があります。

家の中で熱中症になるケースには、体で暑さを感じなかったり、暑さを我慢したりしてクーラーを使わず、室内を適切な温度に調整できていないことが原因になることがあります。

特に高齢者には、暑さを感じにくい人や、クーラーが苦手な人が多いので、注意が必要です。

体で感じる温度に頼るのではなく、室温は28度程度に保ち、しっかりと多めの水分補給をしましょう。

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みなさまへのお願い

熱、咳などの症状のある⽅は、来院される前に必ずお電話ください。

ご協力をお願いいたします。

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